1.鋳造方案

 

 
 生産個数や要求される材質、形状、寸法精度などに応じて、どのように製造するかを決めます。
 弊社では、主にCADデータをもと決定しています。
    2.模型製作

 

  製品図面に忠実に、仕上げ代、寸法許容差、溶湯(溶かした金属)の凝固収縮などを考慮に入れて、主型、中子(空洞部をつくるための型)の模型をつくります。 量産品は金属型、単品・少量品は木型あるいは、最近では発泡スチロール型も利用されています。
   3.鋳物砂調整

 

 

 

 型をつくる鋳物専用の砂に粘結剤や添加剤を配合する。
このようにすることで、砂を固めたり、溶解した金属が型の隅々にまで行き渡るようにできます。
   4.溶解

 

  必要な化学成分をもつように配合した材料を、溶解炉で溶かして、高温の溶湯をつくります。
    5.主型造型

 

 鉄製の枠の中に模型を置き、砂をつめて、上下の型をつくります。
    6.中子造型

 

   主型と同様に、中子をつくります。
    7.型合わせ

 

 下型に中子をセットし、上型をかぶせて、鋳型を組み立てます。
    8.注湯

 

 型に溶湯を注入します。注湯後は適切な時間で冷却。
    9.型ばらし

 

   上下の型を分離し、製品を取り出します。
    10.鋳仕上げ

 

 製品の表面についている砂を落とし、不要な突起などを削りとります。